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雪中キャンプのペグ事情とペグの種類について

キャンプ道具

おばんでーす、マンマ(@manma1020)です

北海道での冬キャンプでは間違いなく雪があります。(当たり前すぎて何言ってんだか)

今回は北海道(雪上)での簡単テント設営方法もご紹介します。

この記事には

雪上にテントを設営する前の2通りの整地の仕方と設営の仕方

雪中キャンプではどんなペグが有効なの?

ペグと相性のいい地面と相性の良くない地面とは?

雪中キャンプおすすめ竹ペグ

を書きました

\この記事を書いた人/
✅北海道内で一年中キャンプをしています

✅時々車中ハイカー

✅北海道の120か所以上のキャンプ場を利用

✅年間テント泊20泊以上を継続中

✅キャンプ道具の案件レビューや冬キャンプのノウハウをこれから冬キャンプを始める方に向けて発信しています。

✅旭川市のタウン情報サイト『asatan』でライターとしても活動中です。

そんな僕が、北海道に特化したキャンプ場情報・冬キャンプの様子などを実際に利用してレポートしています。
また、キャンプ道具のレビューもしています

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 除雪していないサイトで雪中キャンプ
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雪中キャンプに使うペグとその他のペグの種類について 総括

忙しい人の為に先に結論

雪中キャンプに使うペグはズバリ竹ペグです
冬キャンプと言っても除雪されていない積雪があるサイトと除雪のされているサイトがあります
今回の解説は除雪されていないサイトの場合です。
除雪をされていない場合スノーシューでサイトを踏み固めてからテントを設営します。

竹ペグとは家庭菜園などで使う苗を支える支柱として使う棒の事です。
軽量かつホームセンターなどで調達が可能で長さも調節でき、風に強く非常に丈夫です

金属製のペグを挿すと凍れあがってしまい、ペグを抜くとき大変ですが、
竹ペグは竹なので差し込むときも抜くときも非常に簡単にできます。
しかも積雪が1m以上あっても使えます。
というか積雪が深ければ深いほど竹ペグは効果を発揮します。

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まずは整地

セオリー的なやり方はサイトをきれいに除雪をしてからテント設営する方法
そしてもう一つはスノーシューで踏み固める方法です


この記事はスノーシューで踏み固める方法です。
僕が時々一緒にキャンプをさせてもらう冬キャンプの師匠に伝授してもらった秘伝のお手軽方法です。

冬キャンプを始める前は、除雪してからの設営一択だと思っていました。

しかし違ったのです。

テントの大きさと作業するスペース(だいたいテントのサイズよりひと回り大きくなるよう)踏み固めていきます。

スノーシューで踏み固める

スノーシューを履かずブーツのまま踏み固めると足が雪の中に沈んで凸凹になってしまい、うまくいきません。
スノーシューがあると良いです(パウダースノーだと固まりづらい。)

設営

あとは夏と同じように設営するだけです。
ペグは家庭菜園用の苗を支える棒(竹の棒)竹ペグを使っています。

雪上に設営するならば一番楽に抜き差しができるし意外と頑丈

マンマ
マンマ

キレイに除雪が入って電源をつかえる高規格オートキャンプ場なら除雪を少しして夏場使っているペグを使って設営できそうですが、キャンプ場に50cmや1m積雪がある所は珍しくなく、テントを設営する前に除雪(掘ってから)をしてテント設営…考えるだけで重労働。

かといって1mの積雪の上に夏に使っているペグを打ったところでペグは雪にめり込んで埋まってしまうだけでゆるゆるでロープにテンションがかからないのです。

そもそも30cmのペグを1mの積雪に差しても意味がないのです。

ごついソリステやエリステなら見失う事ないかもですが、テントを買った時に最初に付属してくる銀ペグなどは雪中で見失ってしまうと無くなってしまうこともあります。
金属製のペグは最悪凍り付いて抜けなくなってしまうことも。

雪の中に100円玉落としたことありますか?
なかなか見つからないですよね?
自販機のお釣りを取ろうとして誤ってお金を落としてしまったら見つけることが出来ず諦めたことがある方はいませんか?そんな感覚なのです。

それぐらい雪の中にペグを打つことはリスクを伴います。

要は見つかりにくいってこと。

これが春先にキャンプ場で銀ペグが大量に見つかる理由なのです。
忘れ物ではなく紛失物なのです。

じゃあ夏ペグは使えないの?

夏用のペグは冬キャンプに使えなくもありませんが、あまりおすすめではしません。

理由は先ほども言いましたが、雪の深さがネックになったり、翌朝の撤収時にペグが凍り付いて抜くのが困難になってしまう事と雪中で使うとペグをなくしてしまうデメリットもあるからなのです。

浅い雪であれば少し除雪をすれば地面にたどり着くため、夏用のペグでも問題ないでしょう。

チェックポイント

除雪をすれば夏と同じ鋳造ペグなどを使用することもできますが、地面が凍り付いてペグをさすのが大変だったり、翌日の撤収の際、ペグが刺さったまま凍り付いて抜けないなんてことも有ります。

抜けたり破損したりする可能性もあるため、どうしても夏用ペグで設営したい場合は確実に抜けないように設置する必要がありますね。

マンマ
マンマ

朝起きたらペグが抜けてテントが崩落なんて考えたくありません。
雪の重みもある程度頭に入れましょう

そもそもペグってどんな種類があるの?

ペグにはいろいろな種類があり、キャンプ場の地面の状況によって使い分けます。

芝生や土などの一般的な地面
砂浜・雪の上などとても柔らかい地面
砂利や石が混じる河原等

【銀ペグ】テントを買ったら付属で付いてくるもの

それぞれの会社によって違いますがファミリー用・ソロ用合わせてテント11張り所持していますが、7張りが銀ペグ付属でした。

地面に差す方が尖っていたり・重かったり・異常に軽量だったりそれぞれです。
(銀ペグは長くキャンプをしていると使わなくなりますね)

【良きところ】

テントを購入すると付属してくる

【いまいちなところ】

曲がりやすい
風で抜けやすい

得意な地面:芝生や乾いた土の地面
苦手な地面:砂浜などの柔らかい地面、河原などの石混じりの硬い地面

キャンプし始めて2年くらいは銀ペグでしたが風でタープを飛ばされかけてからは違うペグを買い揃えました。

Yペグ(ジュラルミンペグ) Vペグ(アルミニウム)

ペグの頭の部分がYの形状、あるいはVの形状になっているのが特徴。

銀ペグより抜けにくく曲がりにくくなっている

僕はこのペグをメインペグではなくサポートペグとして使っています
ジュラルミンやアルミニウム製が多い

曲がったペグ

銀ペグより頑丈だが、でも曲がりやすい

  • Vペグは100均セリアでも販売しています
  • 夏場なら簡単に入手可能です。
  • 地面に接する面積が大きいため、銀ペグより抜けにくい
  • ペグ同士を重ね合わせるスタッキングが可能
  • コンパクトに持ち運べるところも良い

得意な地面:砂浜などの柔らかい地面から乾いた土の地面
苦手な地面:河原などの石混じりの硬い地面

サンドペグ

プラスチックでできており「プラペグ」とも呼ばれます

Amazon | キャプテンスタッグ(CAPTAIN STAG) キャンプ テント・タープ用部品 ペグ PC.サンドペグ 30.5cmM-9727 |  キャプテンスタッグ(CAPTAIN STAG) | ペグ・ステーク
出典:キャプテンスタッグ

砂浜・雪上にテントやタープを設営する場合は40㎝くらいのものは用意したいですね。

【良きところ】


軽量
安価(100均でも販売あり)
扱いやすい

【いまいちなところ】

破損しやすい
ハンマーもゴム製・プラスチック製を使う必要があります
鉄ハンマーだとすぐ割れる

得意な地面:砂浜・雪上などの柔らかい地面
苦手な地面:河原などの石混じりの硬い地面

砂浜・雪上専用です

サンドペグも100均セリアで販売していますので夏場なら簡単に入手可能です。
※内地ではあまりないようですが、北海道では海水浴場でキャンプもしますので、海ではサンドペグか、袋に砂を詰めて重りにして使う土嚢方式があります。

チェックポイント

サンドペグはホームセンターのプラ杭でも代用可能!

U字ペグ

出典:Amazon


断面がU字状になっているペグで、砂や雪を柔らかい地面を掴みやすいのが特徴です。
表面積が大きいことで摩擦を大きくして抜けにくく固定力がバッチリです。また板状の中央にある穴に雪や砂が入り込んで抵抗力が増すので柔らかい地面でもペグが抜けにくい構造です。
風の強い日でもテントをしっかり固定できます

高強度アルミニウム素材、耐食性と低温に耐性がある。アウトドアの日差し、雨などでも劣化していない、耐久性が高いです

また、U字ペグは複数のペグを重ねてまとめやすく収納がしやすいことも特徴の1つで、おすすめです。

鍛造ペグ

代表的な物にソリッドステークとエリッゼステークがあります。
素材の丸い鋼材を真っ赤に熱し、強力な力で一気に断面を楕円形に潰した鍛造ペグ。熱した鋼材に強力な圧力を加えることによって、優れた強度のペグが完成します。

ソリステでも曲がるときはあります(どこで曲げたんだか・・・相当叩いた記憶はある。)

【良きところ】

楕円のペグは、砂利や石が混じった固い地面でも入り込みが良く、地中でクルクルと回る事なく、ガッチリと固定します。

塗装は防錆性能に優れ、1,000時間以上の塩水噴霧にも耐えるカチオン電着塗装。 砂浜や雪上以外ならどんなフィールドでも扱いやすい

【いまいちなところ】

量を持つと重い
他のペグよりお値段が高い

苦手な地面:砂浜などの柔らかい地面

我が家の夏キャンプのメインペグとして活躍しています

他にも種類はあります

チタンペグ

固い地面でもガンガン打ち込むことができるチタンペグ。
サビに強いチタン製なので耐久性◎
使いやすく、打ち込みやすい
チタンは鉄やアルミなど他の金属より強度が高く頑丈です。優れた耐食性があるので湿気の多い地面や天候の悪い雨の日でも安心。

他の金属より強度が高く頑丈です
サビに強い
耐久性◎
使いやすく、打ち込みやすい
優れた耐食性(湿気の多い地面や天候の悪い雨の日でも安心)

  1. 価格が高い:
  2. 熱伝導率が高い
    (炎天下など高温の環境下で使用すると、ペグが熱くなりやすい)

【おすすめ】冬キャンプ積雪30㎝以上使用するペグ 【竹ペグ】

今までの冬キャンプ記事で書いたかもしれませんが僕は、『竹ペグ』なるものを使っています。
家庭菜園でトマトやなすび・きゅうりなどの苗が倒れず、上に向かって伸びれるようにする支柱の棒です

そう、コレね
28㎝エリステと比較

エリステのうえに30㎝定規を乗せてます。

竹ペグは通常は150㎝や200㎝で売ってますが切って使ってます

こんな感じ
あんな感じ
切る前の姿。ちょっとトラップっぽくなってる

竹ペグの良きところ

【簡単に抜き差しできる。】
少し左右に揺らしてやってペグ穴を大きくしてやれば簡単に抜けます
女性でも簡単。

【竹ペグ自体が長いので折れる以外、絶対ロープが外れない】
竹が折れる風となると相当な風なのでキャンプはしない方が良い。
(冬キャンプをしていて今まで竹ペグが折れたことがありません)

【ハンマーで打たなくても良い】
雪なので差すだけで良い。氷は不可

風が強い日であれば深く差せばいい。

竹ペグのいまいちなところ

【劣化(消耗品)なので買いなおす必要あり。】
竹なんでね、何年も使えばひびが入ったり割れたりします(安いけど)

【オシャレじゃない】

写真映えはしませんね

【積雪のあるところ専用】

積雪が30cm〜1mくらいあってはじめて竹ペクの効果がわかります。

しっかり差されば相当な暴風でない限り折れないし、抜けないし、頑丈です

まとめ

✅ペグにはたくさんの種類がある
✅エリステ・ソリステを10本とサポート的なYペグを持っとくと良いだろう。(我が家)
✅砂浜ではプラスチックペグ
✅冬キャンプでのペグは竹ペグ超有能
✅冬は地面が凍り付いていることがあるので鋳造ペグでもささりにくいことがある
✅冬はペグが地面で凍って抜けるのが大変なことがある。

したっけ、また!

マンマでした!

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この記事を書いたマンマはこんな人

\この記事を書いた人/
✅北海道内で一年中キャンプをしています

✅時々車中ハイカー

✅北海道の120か所以上のキャンプ場を利用

✅年間テント泊20泊以上を継続中

✅キャンプ道具の案件レビューや冬キャンプのノウハウをこれから冬キャンプを始める方に向けて発信しています。

✅旭川市のタウン情報サイト『asatan』でライターとしても活動中です。

そんな僕が、北海道に特化したキャンプ場情報・冬キャンプの様子などを実際に利用してレポートしています。
また、キャンプ道具のレビューもしています

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